朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑で、検察が、朴大統領に対して18日まで事情聴取に応じるよう再び求めました。
検察は、書面による事情聴取は不可能で、崔容疑者を起訴する前に聴取を行わなければならないとしています。
検察の特別捜査本部の関係者は16日、記者とのインタビューで、15日に朴大統領が選任した弁護士が、準備するのに時間が必要だとして聴取を延期したことについて、「朴大統領が、疑惑の中心にいる」として、18日まで聴取を受けるよう再び求めました。
これは、崔容疑者の拘留期限の20日が迫るなか、崔容疑者を起訴する前に、朴大統領への捜査を終えるという原則に変わりはないという検察の強硬姿勢を示したものです。
朴大統領について、検察が公に「疑惑の中心にいる」という表現を用いたのは、これまでの捜査で、かなりの証拠や供述を確保したことを意味するとみられます。
一方、検察は17日、崔容疑者、前青瓦台首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)容疑者や前秘書官のチョン・ホソン容疑者を20日に起訴する前に、朴大統領に対して捜査し、容疑が確認されれば、起訴状に朴大統領を共犯と明記する案を検討しています。