朴槿恵（パク・クネ）大統領の親友、崔順実（チェスンシル）容疑者の国政介入疑惑を捜査している検察は18日、崔容疑者のめいのチャン・シホ氏(37)を、資金横領の疑いで身柄を拘束しました。
チャン氏は去年6月に、2018平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックに向け選手育成を名目に「冬季スポーツ英才センター」を設立し、事務総長として人事や資金管理を行っていました。
検察によりますと、「冬季スポーツ英才センター」は、文化体育観光部から6億7000万ウォン、三星から16億ウォンの支援を受けましたが、チャン氏が本来の目的と異なる用途で使用した疑いがあるということです。
検察は、チャン氏が平昌冬季オリンピックなどの利権に介入したとみて調べを進めています。
また検察は、文化体育観光部の金鍾（キムジョン）前第2次官について、チャン氏に資金を提供するよう三星などに圧力を加えたほか、崔順実容疑者の会社「ザ・ブルーK」が1500億ウォンのオリンピック施設工事を受注できるよう便宜を図ったとして、17日、職権乱用などの容疑で逮捕状を請求しています。
金鍾前第2次官は、崔順実容疑者と関係が深く、「スポーツ界の大統領」と呼ばれていました。