教育部は18日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェスンシル)容疑者の娘が名門大学の入学などで不正があったことを確認し、大学側に対して入学取り消しを求めるとともに、前大学総長と崔容疑者親子について検察に捜査を依頼するほか、不正に関った教授らを業務妨害の疑いで告発する方針を発表しました。
崔容疑者の娘のチョン・ユラ氏をめぐっては、梨花女子大学体育学科に乗馬特待生として不正入学した疑惑や、学校側が学則を改正するなどしてチョンさんに成績の便宜を与えたなどの疑惑が浮上し、チェ・ギョンヒ総長(54)が先月辞任しています。
教育部が特別監査を行った結果、入試面接や出欠管理、成績処理、代理試験など深刻な不正が確認されたということです。
ただ、教育部は、梨花女子大学が見返りとして政府支援事業を獲得した疑惑については確認できなかったとしており、
梨花女子大学の教授らは、大統領府青瓦台の関与について徹底的に調べる必要があると声をあげています。
これに先立ってソウル教育庁は16日、中学・高校時代にもチョン氏の出欠管理で深刻な不正があったとして、卒業取り消しを検討する方針を発表しています。