朴槿恵（パク・クネ）大統領の退陣を求める大規模集会が、19日、ソウル、釜山、大邱、光州、済州など全国各地で開かれ、主催者発表で95万人、警察発表で26万人が参加しました。
当初、19日は小規模集会になるのではとみられていましたが、朴大統領が検察の事情聴取を拒み、大統領の親友で国政疑惑の中心人物とされる崔順実（チェスンシル）容疑者の娘が名門大学の入学などで不正があったことが教育部の発表で明らかになり、17日の大学修学能力試験を終えた高校生たちが大勢参加するなどして、先週土曜日に開かれた1987年の民主化以降では最大規模となった主催者発表でおよそ100万人が集まった集会とほぼ変わらぬ規模で抗議集会が開かれました。
ソウルでは市民数万人が集会の後、大統領府青瓦台の1キロ手前まで行進し、大統領の退陣を叫びましたが、警察の機動隊との衝突はありませんでした。
一方、ソウル駅前では、朴大統領を支持する保守団体が大統領の退陣に反対する集会を開き、主催者発表で7万人、警察発表で1万1000人が参加しました。