韓国でH5N6型の高病原性鳥インフルエンザウィルスが確認されました。
韓国農林畜産食品部は18日、南西部の全羅南道の養鶏場と中部の忠清北道のアヒル飼育場で、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表しました。
このほか、全羅南道や忠清北道、京機道の養鶏場やアヒル飼育場で鶏などが大量死したとの届けがあり、確認を急いでいます。
農林畜産食品部は、発生地点から半径3キロ以内の鶏などの殺処分を決め、発生地点から半径10キロ以内で飼育されている家禽類の移動制限措置も取っています。
韓国でH5N6型の高病原性鳥インフルエンザウィルスの感染が確認されたのは今回が初めてです。
韓国では10月末から、中部の忠清南道天安などで見つかった渡り鳥のふんなどから、H5N6型のウイルスが検出されました。
H5N6型は感染力が強く、人獣共通感染の高病原性鳥インフルエンザウィルスで、中国では15人が感染し、6人が死亡しています。