太平洋戦争中、三菱重工業の工場で労働を強いられたとして、元勤労挺身隊の女性たちが起こしている裁判の審理が、22日、光州地方裁判所で行われます。
裁判を起こしているのは、当時、三菱重工業の名古屋航空機製作所に強制徴用された女性とその遺族2人です。
元勤労挺身隊の女性たちと、これを支援している市民団体は、三菱重工業に対し、今回の裁判を含め、2010年から3回にわたり損害賠償を求める訴訟を起こしています。
1回目の訴訟は、1審と2審で原告勝訴となりましたが、三菱重工業が不服として上告し、現在、韓国大法院で係属中です。
2回目の訴訟は、被告側の三菱重工業が訴状を受理せず、いまだに正式な裁判が開かれていない状態です。
支援している市民団体は、23日、日本の市民団体とともに大法院に早急な判決を求める陳情書を提出するとしています。