朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件で、検察は新たに大統領府青瓦台の関係先を家宅捜索しました。
捜索を受けたのは、大統領府の禹柄宇(ウ・ビョンウ)前民政首席秘書官が管理していた特別監察班室で、大統領の側近による不正の監視や情報収集を行う組織です。
禹前首席秘書官は、大統領の側近を監督する立場にありながら、朴大統領の親友らによる国政介入を黙認、さらには背後で力を貸した疑いが持たれています。
また、崔順実(チェ・スンシル)被告が私物化したとされるKスポーツ財団が今年5月末にロッテから70億ウォンを受け取り、6月はじめに返還する過程で、捜査情報を漏らした疑いも持たれています。
検察は、近く禹前首席秘書官を呼んで事情聴取し、大統領の指示があったかについても調べることにしています。