高病原性鳥インフルエンザの感染拡大が懸念されている韓国では、全国的に26日午前0時から28日午前0時までの48時間、畜産農家への出入や畜産農家の従事者や車の移動を制限する「移動中止命令」が発表されました。
これに先立って19日、ソウル、京畿道(キョンギド)、忠清道(チュンチョンド)、全羅道(チョンラド)に、48時間に渡って移動中止命令が発表されましたが、感染地域が拡大したことから、全国に拡大したものです。
最初の届出があった16日以降、これまで4つの道と6つの市と郡で高病原性鳥インフルエンザが発生しており、これまでに鶏と鴨合わせて70万羽あまりが殺処分されています。
現在発生している高病原性鳥インフルエンザH5N6型は、韓国国内では新しいタイプで、従来のタイプ(H5N8)に比べて、病原性がより高いとされています。