来年の韓国の経済成長率は、ことしに比べて0.2%ポイント減少してた2.5%になるという見解が出されました。
産業研究院によりますと、来年の韓国の経済成長率は、上半期に2.4%、下半期に2.7%の成長となり、年間で2.5%になると予想されるということです。
これは、ことしに比べて0.2%ポイント減少した数値です。
ことしは、不動産関連の規制緩和で建設投資の増加率が9.8%に上りましたが、来年は古いマンションの再建築に対する規制が強化されるなどの影響で、建設投資の増加率が2.9%に止まるものとみられています。
また、所得の低下や借金の返済などに対する懸念が高まることなどの影響で、個人消費の増加率もことしに比べて0.4%ポイント減少して2.1%になるとみられるということです。
一方、来年の輸出額はことしに比べて2.1%増加した5007億ドルに、輸入額は3.6%増加して4150億ドルに上るものと予想されています。
産業研究院は、また、来年の韓国の経済成長率について、国内の政治状況やアメリカの新政権の発足、イギリスの欧州連合からの離脱などが大きく影響するものとみられると説明しています。