野党は30日にも弾劾訴追案を発議することにしており、今週は大統領にとって重要な決断を迫られる一週間になる見通しです。
検察は大統領に対して、29日までに対面で事情聴取に応じることを求めていて、大統領は検察の事情聴取に応じるか、あるいは検察の事情聴取を拒否し、特別検察官を任命するかを決めなければなりません。
野党は29日に弾劾訴追案を最終的に決めることにしていて、大統領の出方に関心が寄せられています。
野党が弾劾訴追案を発議する場合、金曜日の来月2日、遅くとも来月9日までに国会本会議で表決される見通しです。
また、野党は29日までに特別検察官の候補2人を推薦することになっていて、大統領は来月2日までにその中から特別検察官を任命しなければなりません。
一方、国会では30日、大統領の親友の国政介入疑惑をめぐる国政調査が本格的に始まります。
27日には政界の重鎮らが大統領の辞任を求める提言を発表しましたが、大統領府青瓦台はこの提案についてはこれといって言及していません。