キューバのカストロ前国家評議会議長の死去を受け、韓国外交部は28日、追悼の意を表明しました。
外交部は、「韓国政府はキューバ国民と政府に深い哀悼の意を伝えるとともに、キューバの持続的な発展と繁栄を祈願する」としました。
政府は、外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官名義の弔電を送ることにしていて、政府関係者をキューバに派遣し、弔意を伝えることも検討しているということです。
韓国は1959年にキューバと国交を断絶しましたが、ことし6月には尹炳世長官がキューバを訪問するなど、国交回復に向けて力を入れています。
一方、北韓はカストロ前国家評議会議長の死去を受けて、3日間を哀悼期間に定めたということです。
労働党機関誌、労働新聞が28日に伝えたところによりますと、北韓は28~30日までの3日間を哀悼期間に定め、官公庁で弔旗を掲揚するということです。
また、金正恩労働党委員長は27日、キューバ政府に弔電を送ったということです。