韓国で感染が拡大している鳥インフルエンザで、ウイルスに変異が発生していたことが確認されました。
農林畜産食品部が28日に発表したところによりますと、これまでに見つかった「H5N6型」ウイルスを精密に分析し、中国や香港で流行したものと比較したところ、およそ10%に、遺伝子の変異が確認されたということです。
野生の鳥が香港などで「H5N6型」のウイルスに感染し、シベリアや中国北東部を経て韓国に飛来していく過程で、別のウイルスにさらに感染し、変異を起こしたものとみられるということです。
変異を起こしたウイルスは感染力がさらに強く、人への感染の心配が強まっています。
農林畜産食品部は、新たに検出されるウイルスの遺伝子分析を続ける一方で、人への感染の可能性について分析しているということです。