韓国、中国、日本の国立図書館がそれぞれ所蔵する資料を一か所に集めた図書館、仮称「CJKデジタルライブラリー」が来年下半期に設置されます。
国立中央図書館は、「CJKデジタルライブラリー」の開設を控え、来月1日から2日間、日本の国立国会図書館と中国国家図書館の関係者をそれぞれ招き、現在開発中のデジタルライブラリーのベータ版をチェックするとともに、各国の図書館が使用する書誌情報の標準化やデジタル資料の効率的な連係などについて協議するということです。
デジタルライブラリーのベータ版には、朝鮮王室の資料である「国鳥宝鑑」や中国の古書「詩集展」、日本の古書「新刊五百家註音弁唐柳先生文集」などが登録されているということです。
韓国、日本、中国の国立図書館は、2011年に「韓日中電子図書館イニシアチブ協定」を締結し、3か国の統合的情報サービスに取り組んできました。
韓国の国立中央図書館の関係者は、「EU=ヨーロッパ連合では、すでに1000あまりの図書館が参加したデジタル図書館を運営している。CJKデジタルライブラリーを東アジアの情報交流の場にしていきたい」と語っています。