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社会

国定教科書 非公式の検討陣が大幅修正か

Write: 2016-12-01 11:38:03Update: 2016-12-01 15:32:38

国定教科書 非公式の検討陣が大幅修正か

このほど見本が公開された韓国の中学・高校の国定歴史教科書について、執筆陣が執筆した元の内容を、国史編さん委員会の非公式の検討陣が大幅に修正したという疑惑が持ち上がっています。
テレビ局JTBCが11月30日に伝えました。
国史編さん委員会の歴史教科書検討陣は、公式の執筆陣31人を上回る37人で、およそ半数は、国の研究機関に所属している現政権寄りの人物だということです。
国家機関に所属している人たちが執筆陣の裏で、国家主義の観点から教科書を書き直したという疑惑が強まっています。
検討陣のなかには、日本が朝鮮を統治したことで韓国の近代化が早まったと主張する学者や朴槿恵(パク・クネ)大統領と朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の評伝を書いた人も含まれているということです。
教科書の執筆は、執筆陣が草稿、改稿、完成本を書き、そのたびに審議委員が検討を行っているため別途の検討組織は必要ないというのが学界の大方の見解で、別の検討組織を設けて完成本に手を加えたのは、別の思惑があると指摘する声が出ています。
一方、このほど見本が公開された教科書からは、事実関係に関する間違いが多く見つかっていて、批判する声が強まっています。

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