韓国南東部、大邱(テグ)の代表的な伝統市場の西門(ソムン)市場で30日の午前2時、大規模な火災が発生し、679店舗が全焼しました。
火災は2日目のいまもなお続いており、消防車48台と消防士など250人が出動し、徹夜で消火に全力をあげていますが、火災は今夜になって鎮火されるとみられています。
西門市場は、大邱市で最も大きい市場で、6地区に分かれていて、合わせて4000店舗あまりが入っています。このうち、今回の火災で第4地区の679店舗が全焼し、被害額は数百億ウォンから最大で1000億ウォン台に上るとみられています。
西門(ソムン)市場は、建物が古く、仕切りのない開放型の店舗が多く、特に火災のあった第4地区は、寝具や衣類など燃えやすいものを扱っている店が集まっていたため、あっという間に燃え広がったということです。
ただ、火災が起きた午前2時には、店舗の関係者はほとんどが帰宅していたため、今のところ死者は出ていませんが、消火活動をしていた消防士2人が怪我をして病院に運ばれました。
西門市場では、2005年12月にも火災があり、900あまりの店舗が被害を受け、被害額は、およそ689億ウォンに上りました。