朴槿恵(パク・クネ)大統領の任期短縮に向けた与野党交渉が1日行われましたが、合意には至りませんでした。
最大野党・ともに民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表と与党・セヌリ党非主流派の代表格、金武星(キム・ムソン)前代表は1日、ソウル市内で会談し、朴大統領の辞任時期などについて協議しました。
会談で、秋美愛代表は、「遅くとも来年1月末までに辞任すべきだ」と主張し、朴大統領が同意しなければ弾劾を強く推し進めていく考えを示しました。
これに対し、金武星前代表は、朴大統領が4月末までの辞任を受け入れたら、弾劾は必要ないという考えを示し、結局、合意には至りませんでした。
金武星前代表は、会談後に記者らに対し、「与野党の合意により辞任の時期を決めるのが最も望ましい。野党との交渉を続けていく」としたうえで、朴大統領が来年4月末までに退陣することに同意しなければ、12月9日に弾劾案を採決する考えを示しました。