韓国の10月の経常収支の黒字幅が再び増えました。
韓国銀行が1日発表したところによりますと、10月の経常収支の黒字幅は、前の月に比べて6億5000万ドル増えて、87億2000万ドルでした。
月間の経常収支としては2013年3月以降、56か月連続の黒字で、最長記録を更新しました。
商品収支の黒字は98億3000万ドルで、前の月に比べて8億3000万ドル減りました。
輸出は、433億4000万ドルで、去年の同じ月に比べて6.3%減りました。
海外の需要が振るわないうえ、自動車業界のストライキや三星電子の最新スマートフォン「ギャラクシーノート７」の生産・販売打ち切りなどが影響したものとみられます。
輸入は、5.0%減って335億1000万ドルでした。
一方、サービス収支の赤字は、15億9000万ドルで、5年9か月ぶりの高水準だった前月に比べると10億ドルほど縮小しました。
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引いた所得収支は8億6000万ドルの黒字でした。