野党3党が会同し、朴槿恵(パク・クネ)大統領が4月に退陣すると表明しても、朴大統領に対する弾劾訴追案を2日に発議し、9日に採決することで合意しました。
野党「ともに民主党」、「国民の党」、「正義党」の院内代表は2日午前、国会で会って、弾劾訴追案について、2日に発議し、8日の本会議で報告、9日の本会議で採決することで合意しました。
また朴槿恵大統領が、与党セヌリ党の要求通り4月に退陣するという立場を表明しても、揺るぎなく弾劾を進めるとしました。
一方、キャスティングボートを握るセヌリ党の非主流派は2日、「朴大統領が4月の退陣を受け入れれば、弾劾訴追案の採決に参加しない」という方針を示唆しました。
従って、朴大統領が4月の辞任を受け入れるかどうかが、弾劾訴追案の成否を左右することになりそうです。
弾劾訴追案は、発議されれば、その後初めて開かれる本会議で報告され、それから72時間以内に開かれる本会議で採決されます。
採決で、議員の3分の2以上が弾劾訴追案に賛成すれば、朴大統領の大統領権限の行使は停止され、最長で180日、憲法裁判所での審判手続きが進められます。