病原性の高いH5N6型鳥インフルエンザの感染が韓国各地で確認され、2日未明までに農場で飼育する鶏、アヒル、ウズラなど、家きん類合わせて300万羽が殺処分されました。
農林畜産食品部が2日、発表したところによりますと、慶尚(キョンサン)南北道を除く全国各地で、鳥インフルエンザに感染したのではないかとする届け出が30件あり、このうち25件で病原性の高いH5N6型鳥インフルエンザウィルスが検出されました。
いまは渡り鳥の移動の季節であるところから、防疫当局は慶尚道でもいずれ発生する可能性が高いものと予想しています。
韓国では一昨年から去年にかけて高病原性の鳥インフルエンザが猛威をふるい、1937万羽もの家きん類を殺処分して史上最大の被害となりました。
ことしは感染時期が例年より早いため、農場同士の2次感染防止のための対策が急がれています。