ことしの貿易額は9010億ドルにとどまる見通しで、ことしも1兆ドル達成は難しいものとみられます。
韓国貿易協会が5日、発表しました。
それによりますと、年間輸出額は5.6％減り、世界で6番目だった輸出額の順位は8番目に下がる見通しです。
ことしは輸出不振が続いていて、年間輸出額が初めて100億ドルを超える企業は1社もありません。
去年は半導体大手のSKハイニックスが150億ドル、2014年は三星電子が750億ドルを超えるなどしました。
また、輸出額が初めて1億ドルを超えた企業は、5年前は130社余りでしたが、ことしは55社にとどまりました。
貿易額が減っているのは、韓国の主要輸出先である新興国の景気不振が主な原因とされていますが、先進国の保護主義の強化などで、来年も輸出は減る傾向が続くものとみられています。