3日にソウルで行われた朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める大規模集会で、1分間、ろうそくの灯りを一斉に消す消灯行事に、ソウルのアメリカ大使館が参加したという見方について、アメリカ大使館は5日、「消灯していない」と否定しました。
朴大統領の退陣を求める大規模集会が開かれた3日、ソウルの光化門では夜7時に1分間、ろうそくの灯りを一斉に消す消灯行事が行われ、一帯は闇に包まれました。
光化門広場に隣接したアメリカ大使館でもこの時間に合わせて明かりが消えている様子が中継していた放送局のカメラで捉えられ、アメリカ大使館が抗議集会を支持したとする見方が広がり、一部からは「アメリカ政府が朴大統領の退陣を間接的に要求したものだ」とする見方も出ていました。
これについて、アメリカ大使館は5日、「大使館の明かりはずっと点いていた。行事には参加していない」と否定しました。
当時の画像について、専門家らは「錯視現象だった可能性が高い」としています。