景気低迷で消費者心理が冷え込んでいるにもかかわらず、ことし7月から9月までの第3四半期に韓国人が海外で消費した金額が、8兆ウォンを超え、これまででもっとも多かったことがわかりました。
海外旅行者数が大きく増えたことが影響したとみられます。
韓国銀行が6日、発表したところによりますと、ことしの第3四半期に、韓国に居住する韓国人が海外で消費した金額は、去年の同じ四半期に比べて17%近く増えて8兆2000億ウォンあまりだったということです。
前の四半期に比べると23%増えたもので、四半期の金額が8兆ウォンを超えたのは初めてです。
韓国文化観光研究院によりますと、ことしの第3四半期の海外旅行者数は605万人で、前の四半期に比べて100万人近く増えました。
海外旅行者数が大きく増えたのは、LCC=格安航空会社の路線の拡大などで、海外旅行の需要の底上げが図られていることや、ことしの旧盆「秋夕(チュソク)」の連休が例年より長かったことなどが要因とみられます。