朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件をめぐる2回目の聴聞会が7日、国会で行われ、金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長、崔順実被告の側近で映像監督のチャ・ウンテク被告、崔被告の最側近とされるコ・ヨンテ氏、文化体育観光部前第2次官の金鍾(キムジョン)容疑者ら14人が証人として出席しました。しかし、崔順実被告らそのほかの10人の証人は出席しなかったため、あらためて、同行命令状を出しました。
聴聞会で金淇春前大統領秘書室長は、「大統領をきちんと補佐できず、こうした事態となったことを、恥ずかしく、申し訳なく思う」と述べました。
また、旅客船「セウォル号」沈没事故当日に、朴槿恵大統領が髪のセットに時間を費やしたという疑惑については、「官邸内でのプライベートな生活については全く知らない」と述べました。
国会の国政調査特別委員会は、美容室経営者を聴聞会の証人として呼ぶよう要請しました。
コ・ヨンテ氏は、崔被告が朴大統領の演説文を事前に見ていたとする疑惑について、「演説文を修正しているようだと私が発言したことがある」として改めて事実だと主張しました。
チャ・ウンテク被告は、崔被告について、「大統領に対して、こんなことができるほど親しいんだと思った」と述べました。
国政調査特別委員会は、健康上の理由などで2回目の聴聞会に出席しなかった崔順実被告など中心的な証人に対して、午後2時まで出席するよう同行命令状を出しました。
国会の職員らは、拘束中の崔順実被告、大統領府の前政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)被告、大統領府青瓦台の前秘書官のチョン・ホソン被告に対する同行命令を執行するため拘置所に向かいました。
ともに民主党の議員など野党議員は、同行命令状の発付にもかかわらず、出席しない場合、聴聞会を再び開くことを提案しました。