朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に関連し、文化・スポーツ界の政府政策に深くかかわったという疑いで身柄が拘束されている崔被告の姪のチャン・シホ被告(37)が7日午後、国会国政調査特別委員会の2回目の聴聞会に出席しました。
チャン容疑者は、7日午後3時27分ごろに聴聞会に姿を現し、証人宣誓をしたあと、質疑応答に応じました。
チャン容疑者は、韓国冬季スポーツ英才センターの運営を務めたことについて、「崔被告に勧められて運営にかかわった。崔被告に逆らうことはできない」と述べました。
また、このセンターが三星グループから16億ウォンの支援金を受け取ったことについては認めましたが、16億ウォンの支援金のうち、11億ウォンを横領したのではないかという質問に対しては、「支援金はスポーツ人材の育成のために使った。検察にも話したが、まだセンターに残っている金額が多い。11億ウォンという金額は間違っている」と答えました。
さらに、延世大学に乗馬特待生として入学したのは自分の実力であり、誰かに支援を受けたわけではないと強調しました。
朴大統領に会ったことがあるかという質問については、大統領に就任する前に自身の結婚式で1回会って以来、一度もあっていないと、強く否定しました。
チャン被告は、このほかにも現在、本人や母親のチェ・スンドゥク氏に対する疑惑についてすべて否定しています。
今回、チャン被告が聴聞会に出席したものの、重要な内容は回答を避けたため、様々な疑惑への真相究明には至らなかったとみられています。