11月の自動車輸出台数が、13か月ぶりに増加に転じました。
産業通商資源部によりますと、11月の完成車の輸出台数は26万491台と、前の年の同じ時期に比べて0.9%増加したということです。
自動車輸出が増えるのは、去年10月以来、13か月ぶりのことです。
この背景について、産業通商資源部は、主要製造メーカーの労使間賃金交渉が妥結したことで供給量が増えたこと、大型・多目的車両の輸出が好調なことなどが影響したと説明しています。
自動車部品の輸出額も、国内自動車メーカーの海外工場での完成車生産が増えたことで増加し、去年より4.2%増加した21億2000万ドルとなりました。
国内市場でも、新車発売の効果などにより国産車の販売台数が増え、11月の売り上げ台数は前の年の同じ時期に比べて2.8%増加した14万3329台となっています。
しかし、輸入車は前の年の同じ時期に比べて16%減少した2万1913台でした。これは、一部のメーカーの供給物量が不足したためだとみられています。