弾劾訴追案が国会で可決され、職務が停止された朴槿恵(パク・クネ)大統領に代わって、大統領権限代行を務めることになった黄教安(ファン・ギョアン)国務総理(59)は、9日夜、政府中央庁舎で国民への談話を発表し、
「責任を重く受け止め、国政の安定に渾身の力を発揮する決意だ」と語りました。
黄教安大統領代行はまた、「大統領を補佐してきたものとして深い責任を感じている」として、「政府は今後、国民の声を最大限国政に反映していく」と述べました。
そして、「なにより確固とした安保体制を維持するとともに、国際社会との緊密な協力関係を通じて、北韓の核の脅威に徹底して対応していく」と強調しました。また、「対外信用度が落ちないよう金融市場の安定を保つことに最善を尽くす」と述べました。
黄教安大統領代行は、10日、大統領府青瓦台の韓光玉(ハン・グァンオク)秘書室長と会って、秘書室の役割と運営について協議したほか、午後は政府各部署の長官から国政懸案に関する報告を受ける予定です。
黄教安大統領代行に対する警護は9日から大統領レベルに格上げされました。