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政治

「弾劾は終わりではなく始まり」 全国で104万人

Write: 2016-12-11 06:10:21Update: 2017-03-09 21:11:48

「弾劾は終わりではなく始まり」  全国で104万人

朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案が国会で可決されてから一夜明けた10日、朴大統領を糾弾し退陣を求める7回目の大規模集会が、ソウルをはじめ全国27の都市で同時に開かれ、ソウルでは主催者発表で80万人、警察発表で12万人が参加し、地方での24万人を合わせますと、全国でおよそ104万人が集会に参加したことになります。
大統領を糾弾するソウルでの集会は、10月29日から毎週土曜日に開かれ、今回で7回目です。
10日は、気温が氷点下まで下がり寒い一日となりましたが、参加者たちはろうそくを手に弾劾訴追案が可決されたことを「国民の勝利」だとして祝いました。同時に、「弾劾は終わりではなく始まりだ」として、憲法裁判所の動向に注目するとともに、朴大統領の即時退陣を強く要求しました。
ソウルでは集会に先立って午後4時からおよそ2時間、大統領府青瓦台の100メートル手前までデモ行進が行われ、参加者たちは「朴槿恵拘束」「黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行退陣」「財閥オーナー拘束」などのシュプレヒコールをあげていました。
そして午後6時からは光化門広場で、「朴槿恵政権に終止符を打つ日」というテーマで集会が開かれ、ソロ歌手イ・ウンミさんや、クォン・ジンウォンと平和の木合唱団の公演が行われたほか、旅客船セウォル号沈没事件当日の朴大統領の「空白の7時間」を意味する数字「7」にちなんで午後7時に1分間、ろうそくの灯りを一斉に消す「1分間消灯」も行われました。
続いて午後8時半過ぎからは再び大統領府青瓦台に向かうデモ行進を行いました。
一方、朴槿恵大統領を支持する保守団体も10日午前11時から、ソウル都心で朴大統領退陣反対集会を開き、抗議集会の参加者らと一時もみ合いになりましが大きな衝突はありませんでした。
主催者の民主労総=全国民主労働組合総連盟などでつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動」は、大統領が退陣するまで広場でのろうそく集会を続ける方針です。

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