今年の韓国の出版市場は、韓国の小説や詩など、韓国文学が大きく躍進しました。
韓国の大手書店、教保(キョボ)文庫が13日にまとめたところによりますと、今年の韓国小説の販売部数は去年に比べて46%増えました。
世界3大文学賞とされる国際ブッカー賞を受賞した韓江(ハンガン)さんの短編集「菜食主義者」が、韓国小説の人気を高めたということです。
一方、韓国の詩集の販売部数の増加はもっと顕著で、去年に比べて5倍以上増えています。
韓国の国民的詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯を描いた映画「東柱(ドンジュ)」が公開されたことで尹東柱の詩集「空と風と星と詩」をはじめ、韓国の詩に対する関心が高まっています。
今年1年間の総合ベストセラー1位は、漢江の小説「菜食主義者」で、2位は、ヘミン僧侶のエッセー「完璧ではでないものたちに対する愛」、3位は、日本の哲学者で心理学者の岸見一郎(きしみ・いちろう)と作家の古賀史健(こが・ふみたけ)の著作、「嫌われる勇気」となっています。