ドイツ検察は、現在、ドイツのヘッセン州シュミッテン地域のある会社の資金洗浄疑惑に、崔順実被告が深くかかわっているとみて捜査を行っていますが、三星グループがこの会社に送金した43億ウォンについても捜査を行っていることを明らかにしました。
ヘッセン州フランクフルト検察の報道官は韓国時間の12日、「三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長がドイツにある崔被告の会社に送金したと認めたが、その金についても捜査しているのか」という京郷(キョンヒャン)新聞の質問メールに返信し、三星グループが崔被告に送金した319万ユーロ(43億ウォン)についても捜査を行っているとしました。
これにより、崔被告が海外で裏金づくりをしたという疑惑については、ドイツ検察との捜査協力が必要になるものとみられています。
さらに、フランクフルトにある韓国の銀行からの告発によりことし5月から資金洗浄疑惑で捜査を受けている4人は、58歳の韓国人とその娘の20歳の韓国人、30歳の韓国人、52歳のドイツ人だと答えており、それぞれ崔被告、その娘のチョン・ユラさん、チョンさんの乗馬コーチを務めるドイツ人男性とみられています。30歳の韓国人についてはまだ明らかになっていません。