アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が政策金利を1年ぶりに0.25ポイント引き上げました。
FRBは韓国時間の15日、1年ぶりに政策金利を0.25ポイント引き上げることを決めました。
アメリカは2008年の世界金融危機以降、ゼロ金利を維持してきましたが、去年12月に0.25ポイントの利上げに踏み切っています。
今回の利上げには、最近、堅調な雇用市場や物価上昇の見通し、消費者心理の改善、さらにはトランプ次期政権の積極的な景気テコ入れ策などによる経済成長への期待感が反映されています。
FRBのイエレン議長は、来年は緩やかに利上げを進めるとしていますが、委員らは3回ほどにわたって利上げが行われるという見通しを示しています。
こうしたなか、韓国銀行は15日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.25％に据え置くことを決めました。
韓国銀行は6月に１年ぶりに利下げを実施し、1.50％から過去最低の1.25％に引き下げていて、金利据え置きは6か月連続となります。
景気を上向かせるための量的金融緩和政策を求める声が高まっていますが、1300兆ウォンに上る家計負債のリスクなど、不確実性に備えて安定を選択したものとみられます。