与党セヌリ党は14日、議員総会を開き、院内代表を辞任した鄭鎮碩(チョン・ジンソク)氏の後任に、鄭宇澤(チョン・ウテク)議員を選出しました。
鄭宇澤氏は、セヌリ党の主流派議員で、国会議員4期目です。
鄭宇澤議員は、出席議員119人のうち62人の支持を獲得し、非主流派の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員に7票差で勝ちました。
朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾訴追案が国会で可決して以降、党内抗争が激化するなか、朴大統領寄りの主流派に属する議員が院内代表に選出されたことで、非主流派議員が一斉に離党する可能性も出てきました。
また、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表が21日付けで辞任すると表明していることから、鄭宇澤氏が代表権限代行として非常対策委員会の構成を主導するものとみられ、主流派と非主流派による対立がさらに激化する見通しとなっています。
鄭宇澤氏は、院内代表に選ばれた感想について、「党が分裂せず、融和と革新に向かう姿を見せれば、国民の支持を取り戻し、保守政権を再び生み出すことができると確信している」と語りました。