大統領の親友の崔順実（チェ・スンシル）被告が、大統領府青瓦台秘書官から政府高官の人事案を受け取り、これを一部修正して、大統領府に伝えていたことが分かりました。
関係筋によりますと、崔順実被告の国政介入疑惑などを捜査している特別検察官の捜査チームは、崔順実被告が大統領府の前秘書官だったチョン・ホソン被告から政府高官人事案を受け取り、これを一部修正したあと、大統領府に伝えていたことを確認したということです。
これまでの検察の捜査で、国務総理や閣僚、監査院長、国家情報院長などの人事案が崔順実被告の手に渡っていたことは確認されていましたが、崔順実被告が人事案を一部修正したことが確認されたのは初めてです。
これは崔順実被告が政府高官の人事に介入していたことを意味し、特別検察官による捜査で事実が明白になった場合、憲法裁判所の弾劾訴追審判にも影響を及ぼすものとみられます。