韓国軍が、21日、海洋警察とともに、独島（トクド＝日本で言う竹島）の防衛訓練を開始しました。
今回の訓練は、外部勢力が大韓民国の領土である独島を不法占領するために上陸しようとしている状況を想定し、それを阻止する形で進められます。
海軍によりますと、訓練には「海軍の駆逐艦をはじめ、水上艦、P-3海上哨戒機、海上作戦用ヘリコプターのリンクスなどが投入されており、気象状態が良好であれば、一部の海兵隊兵力も独島に上陸する演習を行う予定」ということです。
軍と海洋警察は、1986年から毎年2回、独島防衛訓練を実施してきました。
当初は、先月の23日に独島防衛訓練を行う予定でしたが、気象状況などを理由に先送りになっていました。当時、一部のメディアでは、訓練日と同じ日に韓日軍事情報保護協定（GSOMIA）が締結されることになり、議論になることを避けるため訓練を延期したのではないかという疑惑が持たれていると伝えていました。