朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の国政介入事件をめぐり、与党セヌリ党内で集団離党を表明していた非主流派議員らは23日、新党を来年1月20日前後に立ち上げる方針を発表しました。
新党の名前は、仮称「改革保守新党」で、保守の中心としての役割を果たし、刷新と変化を図っていくという意志を込めています。
27日に離党届を提出し、院内交渉団体登録を済ませ、議員総会を招集して院内代表を選出するとしています。
新党には30人以上の議員らが加わる見通しです。
一方、与党の主流派議員らは、党の革新をリードする非常対策委員会の委員長に、印名鎮(イン・ミョンジン)牧師を内定しました。
印名鎮氏は、2006年にセヌリ党の前身であるハンナラ党の倫理委員長を務めています。
セヌリ党は29日にも全国委員会を招集し、年内に非常対策委員会を発足させるとしています。
また、非常対策委員会が発足するまでの間、党の革新に取り組むための特別編成チームを出来るだけ早く設置し、離党する議員が増えないようにする方針です。