朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告らが起訴された一連の事件で、政府から独立した立場で捜査を行う特別検察官チームは、捜査記録の提出を求めた憲法裁判所の要求には応じない方針です。
憲法裁判所は今月15日、検察と特別検察官チームに対して、審理を迅速に進めるためとして、崔順実被告らの起訴状と捜査記録の提出を求めました。
そして、憲法裁判所が検察に対して捜査記録の提出を要請したことに朴大統領側が異議を申し立てたことについては棄却しました。
特別検察官チームは、捜査記録を提出する主体は記録の原本を保有する検察の特別捜査チームだとして、憲法裁判所の要求に応じない方針だということです。
一方、検察側は、憲法裁判所の要求に応じ、提出する範囲や方法などについて憲法裁判所と協議する考えを明らかにしました。
憲法裁判所に捜査記録を提出した場合、大統領側が閲覧できることから、特別検察官の捜査や裁判に影響を与えない範囲内で提出するものとみられます。