ことし韓国を訪問した外国人観光客が1700万人を超え、過去最多となりました。
これまでの最高は2014年の1420万人でした。
去年は、マーズ＝中東呼吸器症候群の流行の影響で前の年に比べて７％近く減少しましたが、今年は、1月から11月までで、前の年の同じ期間に比べて30％以上増えています。
国連世界観光機関のまとめによりますと、ことし1月から9月まで、世界の海外旅行者数は去年の同じ期間に比べて4％増えています。このうち、アジア・太平洋地域の観光客は9％増えていて、なかでも韓国は36％と、増加が目立っています。
これは、中国人観光客の誘致に成功したことに加え、日本人観光客も回復しているためとみられています。
ことしの中国人観光客数は去年より34％多い804万人に達すると見込まれています。
また、日本人観光客数は2012年の352万人をピークに、減少が続いていましたが、ことし2月に増加に転じ、年間では去年より25%多い229万人に上る見通しとなっています。
文化体育観光部は、外国人観光客の大幅な増加により、ことし、観光収入19兆4000億ウォン、経済波及効果34兆5000億ウォンなどをあげたと推計しています。