統計庁が29日、発表したところによりますと、先月11月の産業生産は、10月に比べて1.6%増加し、3か月ぶりの増加となりました。
部門別に見ますと、鉱工業生産が10月に比べて3.4%増加して7年2か月ぶりの大幅増加となりました。また建設業は6.4%、公共行政は0. 5%増加したほか、サービス業も0.1%の小幅な増加となりました。しかし消費者心理が委縮しているため、消費の指標の小売販売は0.2%の減少でした。
こうした状況について統計庁は、輸出が改善し、三星電子のギャラクシーノート7の生産打ち切りによる影響が弱まるなど、肯定的な要素があったため、全体の産業生産が3か月ぶりの増加に転じたと説明しています。