中国外務省でアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備問題を担当している陳海アジア局副局長が韓国を訪れ、政界や経済界の関係者と接触していたことが29日、わかりました。
ソウルの中国大使館などによりますと、陳海副局長は26日から30日までの予定で韓国を訪れているということです。
野党「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)前院内代表ら政界関係者や、ロッテ、三星(サムソン)など大企業関係者、メディア関係者らと会っており、韓国での人脈を活用し、韓国でサード反対世論を高める狙いがあるという見方も出ています。
韓国外交部とは協議していません。
外交消息筋によりますと、韓国外交部は来年初めごろの来韓を提案していましたが、中国側が一方的に日程を決めたということです。