この冬は平年より暖かい日が続き、冬の祭りが次々と延期になっています。
有名な冬の祭りが多い江原道（カンウォンド）では、先月12月の気温が平年より2度ほど高くなったうえ、雪ではなく60ミリを超える雨が降りました。
江原道北部、華川（ファチョン）郡のヤマメ祭りは、韓国で最も早く分厚い氷が張るとされている華川の河川に生息するヤマメを釣ったり、つかみ取りをしたりできる冬の祭りで、毎年150万人に上る観光客が訪れていますが、祭りを開くには川の氷の厚さが最低20センチ以上にならなければなりません。しかし今の氷の厚さは８センチしかなく、今週末からの開催予定が来週末に１週間延期されました。
また洪川（ホンチョン）郡の洪川橋一帯で開かれる、マス釣り体験やソリ滑りの「洪川コンコン祭り」も、2回にわたって延期になっており、14日に始まる予定の麟蹄（インジェ）郡の昭陽（ソヤン）湖一帯で開かれる麟蹄ワカサギ祭りも、予定どおり開催できるかどうか見通しが立たない状況です。
この冬、全国的に平年を上回る暖かい日が続いているのは、中国中部地方からの暖かい高気圧が韓半島に張り出し、冷たい空気を伴った北からの高気圧の南下を妨げているためとみられています。