旧日本軍慰安婦の被害者やその支援者たちが、日本政府の公式謝罪と賠償を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開いてきた「水曜集会」が、25周年を迎えました。
市民団体の韓国挺身隊問題協議会は4日正午、日本大使館前で1264回目の水曜集会を開き、おととし暮れに韓日外相会談で行われた慰安婦合意の破棄などを求めました。
集会で韓国挺身隊問題協議会は、「水曜集会が25年目を迎えた。これまで慰安婦問題の解決に向けて、日本政府に対して戦争犯罪を認めること、公式な謝罪、法的な賠償などを求めてきたが、韓国と日本政府は、被害者を排除しての慰安婦合意をし、再び被害者たちの名誉を傷つけた」と述べました。
今回の集会では、慰安婦被害者のキム・ボクドン氏とキル・ウォンオク氏の姿をもとにした銅像も公開されました。
水曜集会は、宮澤元首相の韓国訪問をきっかけに1992年1月6日に始まって以来、世界で最も回数を重ねた集会となっています。