大統領権限代行の黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は、5日、去年暮れに就任したウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と電話で会談し、両国間の協力強化などについて話し合いました。
黄大統領権限代行が外国の首脳と電話会談をしたのは、初めてです。
黄大統領権限代行は5日、ミルジヨエフ大統領と電話で会談し、そのなかでミルジヨエフ大統領の就任を祝い、「国交樹立25周年、高麗人同胞の中央アジア定住80周年となる節目の年を迎え、両国間の戦略的パートナーの関係を一層深めていくことを期待する」と述べました。
続いて、ウズベキスタンで進められている韓国企業による大規模プロジェクトが成功裡に完成することを望むととともに、新たなプロジェクトに韓国企業が参入できるよう協力を呼びかけました。
また18万人に上る高麗人同胞の事業、「韓国文化芸術の家」の建設が早期に完成するよう協力を求めました。
これに対してミルジヨエフ大統領は、「ウズベキスタン政府は、両国間の信頼にもとづいて、韓国との協力を安定的に発展させていく。韓国はウズベキスタンの発展のパートナーとして、これまでも緊密に協力してきた。今後も大規模なプロジェクトで引き続き協力できるだろう。「韓国文化芸術の家」の早急な建設に向けて積極的に取り組む」と述べました。
黄教安大統領権限代行は去年5月、ウズベキスタンを訪れ、当時首相だったミルジヨエフ大統領と会談しています。
その後、カリモフ前大統領が死去したため、ミルジヨエフ氏は権限代行を経て去年12月に大統領に就任しています。