三星(サムソン)電子は6日、去年10月から12月までの第4四半期の営業利益が、9兆2000億ウォンになる見通しだと発表しました。
これは市場の予想の平均、8兆2000億ウォンを1兆ウォン上回るもので、前の年の第4四半期に比べて49.8%増えました。
三星電子の四半期の営業利益が9兆ウォン台になったのは、2013年の第3四半期以来です。
しかし去年第4四半期の売上高は53兆ウォンで、前の年に比べて0.6%減りました。
そして去年1年間の営業利益は29兆2200億ウォンで、前の年に比べて10.6%増えました。
これは発火問題が起きて回収されたスマートフォン「ギャラクシーノート7」の販売中止の打撃を、半導体や液晶ディスプレイで補ったものとみられます。また、販売中止になった「ギャラクシーノート7」に代わって、従来のモデル「ギャラクシーS7」の販売が好調だったことも、業績を後押ししたものとみられています。