朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める、ことし最初で11週連続の大規模週末集会が、7日夜、ソウルの光化門広場で開かれ、警察発表で2万4000人、主催者発表で60万人余りが参加しました。
午後5時半から始まった集会は、大型フェリー「セウォル号」の沈没から9日で1000日目となることから、「セウォル号」の犠牲者追悼を中心とする内容で行われ、遺族や生き残った高校生らが意見発表をし、歌手による追悼の歌などが行われました。
そして沈没原因の真相究明と責任者の処罰、そしてセウォル号の早期引き揚げを求めました。
また事故当日の朴槿恵大統領の「空白の7時間」についての真相究明を求める意味で、午後7時にはろうそくの灯りを一斉に消すパフォーマンスが行われ、黄色い風船1000個が空に向かって飛ばされました。
参加者らは、そのあと大統領府青瓦台、国務総理公邸、憲法裁判所に向けて行進しました。
光化門では、大規模集会に先立って被害者家族や市民団体などによる「セウォル号惨事国民調査委員会」が発足し、国民主導で真相究明を進めていく方針を明らかにしました。