朴槿恵(パク・クネ)大統領の即時退陣を求める大規模集会が、厳しい寒さとなった14日も、ソウル都心の光化門(クァンファムン)広場で開かれます。
主催者の民主労総=全国民主労働組合総連盟などでつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動」によりますと、集会ではこれまで通り朴大統領の即時退陣や早期の弾劾を求めるほか、朴大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に関わった財閥トップに対する厳正な捜査を要求するということです。
また、14日は、全斗煥(チョン・ドゥファン)独裁政権時、拷問で死亡した学生運動家の朴鍾哲(パク・ジョンチョル)氏の死からちょうど30年になることから、午後3時40分から朴鍾哲氏の追悼行事を行うことにしています。
その後、午後7時からは、大統領府青瓦台や首相公邸、憲法裁判所に向かって行進し、さらに、国政介入事件に関わった財閥トップへの厳正な捜査を求めて、ロッテとSK社屋前まで行進する計画です。
一方、こうした集会に対抗して朴大統領を支持する保守団体も、「弾劾反対」を掲げて大学路(テハクロ)周辺で午後1時から集会を行うとしています。
朴大統領支持団体は、青瓦台前での行進を申請していましたが、警察はほかの集会との衝突が心配されるとして、許可しませんでした。