鳥インフルエンザが広がっている影響で、卵の供給量が急激に減り、価格が急騰していることから、韓国政府が、旧正月前の卵の価格を安定させるために、卵の輸入への支援を拡大することになりました。
農林畜産食品部は16日、定例の記者会見で、旧正月の連休前の24日までに通関が完了した輸入卵に対する航空運送費の支援額の上限を、いまの100万ウォンから150万ウォンに引き上げると発表しました。
また韓国農水産食品流通公社を通じて卵を直接輸入する案も検討しているということです。
農林畜産食品部によりますと、鳥インフルエンザの感染が確認されてからこの2か月間、採卵鶏は2305万羽が殺処分され、卵の生産量は、1日平均4300万個だったものが、およそ30%減って3000万個になっているということです。
10個入りの卵の消費者価格は13日現在、3164ウォンで、前の年の同じ月に比べておよそ73%上昇しています。