世界の政財界首脳が集う「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラムが「世界でもっとも持続可能性のある企業100社」を発表し、そのなかに韓国企業3社が含まれました。
しかし、三星電子は、外れました。
韓国の財界が17日、伝えたところによりますと、スイス東部のダボスで17日に開幕した世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で「世界でもっとも持続可能性のある企業100社」が発表され、韓国企業は、鉄鋼最大手の「POSCO」が35位、新韓(シンハン)金融持株会社が40位、LG電子が65位にランキング入りしたということです。
なかでも、LG電子は2014年以降、4年連続で含まれました。
しかし、三星電子は、2010年に初めてランクインして以降、2013年を除いて、毎年含まれましたが、ことしは外れました。
選定基準は、企業の規模や経営成果ではなく、社会的責任や透明性など経営の持続可能性に焦点が合わせられているため、最近、三星電子の経営トップが韓国国内で贈賄容疑などで捜査を受けていることが影響したものとみられます。
これに対して三星電子の関係者は、「今回の選定は、2015年の資料にもとづくもので、いまの国内での状況とは関係ないと認識している」と話しています。
「世界でもっとも持続可能性のある企業100社」は、2005年から毎年、カナダの出版社「コーポレート・ナイツ」が世界の時価総額上位企業を対象に12の成果指標にもとづいて調査して選び、ダボスフォーラムが発表しています。