ソウル中央地方裁判所は19日、三星グループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(48)への逮捕状請求を棄却しました。
崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を捜査している特別検察官は16日、朴槿恵(パク・クネ)大統領と親友の崔順実被告側への贈賄の疑いで、三星グループの事実上のトップ、三星電子の李在鎔副会長について、贈賄や横領などの疑いでソウル中央地方裁判所に逮捕状を請求していました。
これを受けて裁判所は18日、李在鎔氏を呼んで逮捕状の妥当性に関する審査を行いました。
審査の結果、裁判所は、「現段階では逮捕の必要性と相当性を認めるのは難しい」として、逮捕状の請求を棄却しました。
李在鎔氏については、三星グループ内の企業合併に政府が協力する見返りに、朴大統領や崔被告側に合わせて430億ウォンの賄賂を供与しようとした疑いがかけられています。