車の排ガス不正や試験成績書の偽造操作などの違法行為をしたことが明らかになった、ドイツの自動車大手、フォルクスワーゲン本社の役員が韓国を訪問し、消費者に謝罪しました。
フォルクスワーゲンの取締役である フランシスコ・ハビエル・ガルシア・サンス氏は、18日、午後、ソウル中央地方検察庁を訪れ、「去年、アウディ・フォルクスワーゲン（AVK）を巡る一連の問題により、大きな失望や不便を経験した韓国の消費者に深い遺憾の意を表し、謝罪の言葉を申し上げたい」と述べました。
サンス氏は、フォルクスワーゲンが違法行為をしたという検察の捜査結果について、「韓国を含め、全世界各国の当局に協力している」としながらも「現在進行中の問題なので、現時点で触れるのは適切ではない」と具体的な回答は避けました。
さらに、韓国の消費者に対する被害補償については、「訴訟については、手続きが進行中なのでここで触れるのは適切ではない」としながらも、「韓国の消費者のブランドに対する信頼にこたえるため、AVKで『ウィ・ケア・キャンペーン』を実施する予定だと聞いている」と答えました。
フォルクスワーゲンは、2月20日から、顧客全体を対象に、メンテナンスサービスなど、一人当たり100万ウォン相当のサービスを提供する「ウィ・ケア・キャンペーン（We Care Campaign）」を進める予定だと先月発表しています。
サンス氏は、「韓国の消費者の信頼や韓国でのビジネスを回復するために最善を尽くしたい」と述べました。