去年日本を訪れた韓国人観光客が、初めて500万人を突破しました。これは同じ期間に韓国を訪れた日本人観光客の2倍を越える数です。
日本の観光局のソウル事務所が明らかにしたところによりますと、2016年に日本を訪れた韓国人観光客は509万人で、前年より27.2%増加しました。これは過去最高で、 2015年400万人から、1年で100万人以上増えています。
観光業界では、日本を訪れる韓国人の観光客が急増した原因として「円安」を挙げています。
さらに、日本の観光局は、格安航空会社(LCC)の新規就航など、航空便の拡大、割引マーケティング、消費税免税制度の拡充、地域別テーマプログラムの開発などによる成果だとと説明しています。
一方、去年韓国を訪れた日本人観光客は229万人と前年より24.8%増加しました。韓国を訪れた日本人観光客は、2012年に352万人を記録して以来毎年減ってきましたが、去年2月に月次ベースで3年6か別ぶりに増加傾向に転じ、去年末まで増加が続きました。しかし、韓国を訪れた日本人観光客の数は、日本を訪れる韓国人観光客の半分にも満たない数です。
韓国観光公社の関係者は、「韓国人は政治的なことはあまり気にしない代わりに為替レートなどには敏感である。一方日本人は『少女像』など、韓日が対立する要因があると韓国旅行は危険だろうと躊躇する傾向が強い」と説明しています。