韓国と中国が、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐって対立しているなか、中国政府が韓国製の空気清浄機についても大量に不合格処分にしていたことがわかりました。
業界が20日に明らかにしたところによりますと、不合格処分を受けたのは、LG電子やシニルなど韓国メーカーの空気清浄機4製品を含む8製品で、去年12月20日に不合格処分を受けたということです。
不合格の理由として、中国当局は安全性と性能不良をあげていますが、不合格となった製品のなかには、中国では販売されていない製品も含まれていたということです。
中国当局は先月、韓国製の温水洗浄便座について、品質不良だとして大量に不合格処分にしています。
こうした中国当局の措置については、「サード」の韓国配備決定に対する貿易報復と捉える見方が強まっています。